経済・金融: 2014年3月アーカイブ

銀行の貸出金利

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こんにちは、税理士山下です。

確定申告も提出が終わり、ようやく完全に終了。

でも溜まった仕事や公益法人の事業計画・予算の提出などあり、

まだまだ忙しいです。

 

現在、「経営改善支援センター事業」案件を持っていることもあり、

お客様の借入金利に敏感になってます。

 

もちろん税理士としては、

普段からお客様の借入金利に関しては注意を払うべきですが、

基本的には、相対取引ですからね。

お客様が納得していれば、口出しは難しいですね。

一行取引で、よほど無茶されていれば話は別ですが。

 

金利交渉に関しては、

税理士は、代理人としては交渉できません。

非弁行為になる可能性があるからです。

でもまあ、ある程度の意見は言います。

 

つい最近も、銀行担当者に、

「金利、高すぎない?」

って聞いてみました。

 

そしたら、

「格付けの関係で、この金利になります。」

って型通りの返答。

 

でも、ほとんど保証協会や不動産担保で保全されてるんですよ。

格付けが低くても、非分類やⅡ分類部分が殆んど。

それらの部分も、高い金利なんですよ。

 

「でも、ほとんどの部分が保全されてますよね?

 この10年間の金利で、保全できてない部分の償却が

 かなりできるくらいの利率じゃない?」

 

思い切って言ってみました。

反応は、

「私もそう思うのですが、本部の方が・・・」

という答えにならない答え。

でも、まあ気持ちは分かります。

担当者は、板挟みですからね。

ある意味、気の毒です。

 

 

銀行は営利企業です。

通常の法人と同じとまでは言えませんが、

営利の追求は当然に必要です。

競合相手がいないと、金利引下げには応じない。

そんなもんです。

 

つい最近も、

「これ、金利高すぎだから銀行に交渉した方が良いですよ。」

ってアドバイスしたお客様がいます。

 

で、その社長様は、

「よそは、もっと低い金利で対応してくれたぞ!」

という交渉の仕方をしたそうです。

 

そしたら、

「では、その計算書を見せてください。」

と応戦されたそうです。

 

 

少しだけ具体的に話せば、これは手形割引のお話です。

超優良手形なので「金利が高すぎる」と私は考えたのですが、

どれだけ優良な手形でも、期日までは割り引かない限り紙切れです。

銀行は、「資金繰り」という相手の足許を見てるんですね。

 

銀行は、自分の都合の良い時は人情を絡めて「お願い」をします。

でも状況が変われば、もっと言えば担当者が変われば、

自分たちが「お願い」した事実なんて、完全に忘却の彼方ですからね。

金利をはじめ、交渉はシビアに行きましょう!

 

 

                                      おしまい。

 

 

 

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