2013年7月アーカイブ

公益法人への立入検査

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こんにちは、税理士山下です。

すっかり夏本番の釣りシーズン真っ盛り。

でも仕事の毎日です。

 

公益法人の移行申請に関する期限が近づいていますが、

その一方で、移行済みの公益法人に対する立入検査が始まっています。

 

当事務所が関与するお客様では、先週末に1件ありました。

来月下旬にも、1件を予定しています。

どちらも香川県教育委員会の所管です。

 

事前連絡は、かなり早めにいただいていました。

5月中だったように思います。(正確には覚えていませんが)

 

その時期は、ちょうど定期提出物の提出時期でもあります。

立入検査を予定している法人から、優先的にチェックしているようでした。

まあ、いろいろと大変でしょうね。

 

香川県教育委員会の公益法人担当者のS様は、かなり優秀な方です。

定期提出物の不備も、的確に指摘・指導してくださいます。

その指導の後での立入検査なので、基本的に心配していません。

(実際、先週の立入検査では何も問題にはなりませんでした。)

懸念事項があっても、事前の相談・協議にも応じてくれて、

適切な対応を一緒に考えてくれます。

 

ただ全ての担当者が、そんな訳にはいかないのが現実です。

時として、間違った指導をしている方もいます。

 

移行申請の方は、残るところ公益1件と一般1件のみ。

あとは解散を検討している法人が1件。

今回の移行に関する案件は、ゴールを迎えつつあります。

 

今後は、公益法人としての適切な運営や、

立入検査への対応などが、いろいろと問題になってくることでしょう。

 

当事務所で移行申請をさせていただいた法人様はもとより、

そうでない法人様でも、お困りであれば対応させていただくことは可能です。

ぜひ一度、ご相談ください。

 

                                    おしまい。

 

 

 

 

こんにちは、税理士山下です。

今月も早や下旬。にもかかわらず、今月初のエントリ。

サボりすぎですね。反省です。

 

 

認定支援機関向けの研修が、いろいろと行われています。

今月初めには基礎編、

今後も「実践力向上編」「個別分野コース」の開催が予定されています。

 

ただ勉強だけしても仕方ないです。

実際に、制度を利用しないといけません。

と言うわけで、事務所にやってきた金融機関の方に尋ねてみました。

単なるリスケではなく、「資本性借入金」についてです。

 

 

そのやり取りの前に、「資本性借入金」ついて。

平成23年11月22日、金融庁は『資本性借入金の積極的活用について』

と題し、資本性借入金・DDSなどの活用を唱えています。

その中で「周知等」に関して、次のような記載があります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「資本性借入金」の積極的な活用を促進するため、以下のとおり、

今般の措置の周知徹底を図ることとする。

 

金融機関に対しては

 ・金融関係団体を通じて、周知徹底を図るとともに、

  積極的な活用を要請。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんなことを金融庁は言ってるんですよ。

認定機関向けの研修でも、もちろん取り上げられています。

そのことを大前提として、以下のようなやり取りがありました。

 

 

山下「資本性借入金って、実際にはどうなんですか?」

 

渉外「・・・?」

 

山下「資本性借入金に借り換えすると、銀行も貸引が必要なくなって、

   新規融資も可能とか言うじゃないですか?でも実際のところ、どうなんですか?」

 

渉外「・・・?」

 

 

 

「お前はカオムラサキラングールか!」

と密かに心の中で突っ込んでたんですが、さらなる衝撃がやってきました。

 

 

 

 

 

渉外 「資本性借入金って何ですか?」

 

 

 

 

 

 

ちなみに、この方はどう見ても新人ではありません。

「中堅」「ベテラン」に属するはずです。 

 

いやはや。

金融庁の「周知徹底」「積極的な活用の要請」が単なるお題目なのか、

あるいは金融機関が金融庁の言うことなんか馬耳東風なのか。

 

「地元(香川)の金融機関名+資本性借入金」でググってみると、

香川銀行が平成24年度中に1件、「取り組んだ」ようです。

取り組みだから、実際に実行されたのかどうかよく分かりませんが、

わざわざ公表しているくらいだから、実行してるのでしょうかね。

でも年間で1件。

「積極的な活用」「周知徹底」からは程遠いようです。

他の地元金融機関では、ググっても分かりませんでした。

 

 

今回の「認定支援機関」の制度。

かなりのお金(税金)が投入されています。

 

その中で紹介されている制度であり、

また以前から金融庁が「積極的な活用」「周知徹底」を呼びかけているものです。

 

これで良いのか?

はなはだ空しい気持ちになった出来事でした。

 

 

 

                                        おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

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