こんにちは、二見事務所の山下です。
このブログ、コメントの受付ができるようになっていると気が付きました。
私が書いた最近の記事については、コメント受付可能にしてみました。
(8/3 13:15現在、メールアドレスの要求を解除しました)
以前にも書きましたが、私の趣味の一つに読書があります。
今年に入ってからは、有川浩に嵌っています。(敬称略、以下同様)
ドラマにもなった「フリーター、家を買う」を読んで興味を持ち、
2冊目の「レインツリーの国」で、すっかりファンになってしまいました。
この人のこと、全然知らなかったのですが、売れっ子作家さんでした。
「自衛隊三部作」「図書館戦争シリーズ」など、本屋大賞を取ったり、
アニメ化されたりしているようです。
最近では、「阪急電車」が映画化されています。
今年に入って初めて知った有川作品、一気に12~3冊読みました。
私のお勧めは、「レインツリーの国」と「空の中」(自衛隊三部作のひとつ)です。
ただ有川作品ばかりだと、やや食傷気味になるので、
誉田哲也や湊かなえの作品も、ぽつぽつ読んでいます。
好きなのは有川作品ですが、面白さでいえば湊作品でしょうか。
有川作品を読むと、昔読んだ初期の新井素子の小説を思い出します。
同時に、そのころ読んだ小説も懐かしくなり、古本屋に足繁く通います。
そんななか、懐かしい文庫本2冊を見つけました。
三田誠広の「僕って何」と「高校時代」です。
思わず、手に取ってしまいました。
三田作品は、高校・大学時代によく読みました。
代表作は芥川賞作品である「僕って何」ですが、
個人的には「高校時代」「龍をみたか」「やがて笛が鳴り、僕らの青春は終わる」
の方が好きでした。
特に「高校時代」は、何度も読みました。
ちなみに、私の人生に大きな影響を与えた作品を4つ挙げると、
三田誠広「高校時代」
大藪春彦「汚れた英雄」
新井素子「・・・絶句」
城山三郎「男子の本懐」
になります。見事に、タイプがバラバラです。
話を戻します。
2冊の文庫本をもって、さらに単行本のコーナーをブラブラ。
すると、ものすごいものを見つけてしまいました。
なんと、「僕って何」の単行本!
かれこれ4半世紀前に読んだ時ですら、文庫だったのに!
しかも、芥川賞受賞の帯までついてます!
しかも、そのお値段、なんと105円!
ちなみに、文庫の方は210円。
絶対に、単行本の方が価値が高いと思うんだけどな~!
迷わず、単行本を購入です。
ちなみに初版が昭和52年7月。
私が購入したのが同じく52年の11月で十版。
初版だったら、プレミアムがついたりするのでしょうか?
ちなみに、この三田誠広氏。
「コピーは三田」の三田工業の御曹司でもあります。
ここ最近は、作家としての立場ではないところで、
いろいろとネット上で批判を受けているようです。
かつてのファンとしては、残念な限りです。
何はともあれ、久しぶりに再会した作品。
じっくりと楽しんで読みたいと思います。
おしまい